マウスに合わせて設定変更可能
これまでChromebookでは右・左ボタンが付いている程度のシンプルなマウスを使っていたので気が付きませんでした。なんと、複数ボタンが付いているマウスを接続すると、ちゃんとそれ用に設定ができちゃうなんて。
ボタンが一杯あるマウスの場合
別件で購入した廉価版のゲーミング用マウス「Logicool G203」。WindowsPCに繋げると、専用ツールを使って六個のボタンに色々な機能を割り当てられるというものです。下の写真で分かる通りに、右・左ボタンの他に側面に二つ、そして中央にクルクル回るホイール(押し込むことも出来るので、これもボタンです)、そして通常は(?)解像度を変更するボタンの計六個です。

さて、Chrome OSでもいつからかマウス設定が色々できるようになっていました。
設定 → デバイス → マウス
と進んでください。すると(ちゃんとしたメーカーの製品ならば?)マウスの型名がちゃんと出てきて、認識してくれているのが分かります。ちなみに“Logicool”は日本国内でのブランド名で、米国では“Logitech”です。
どのマウスでも
- カーソル(速度):カーソルの解像度(カーソルの移動幅)の変更。ただし、Logcool G203は中央ボタンを押しても変更可能
- スクロール(方向、速度):逆向きで使っている人、見たことがないんですが、どういう時に使うのかな?
は共通のメニューになっています。

そして注目すべきは「マウスボタンをカスタマイズ」のメニュー。
カスタマイズ用の画面に遷移し、その名前の通りに各ボタンに機能の割り当てができます。やり方は
- 「マウスボタンの追加または指定」をクリックする。
- マウス本体で、機能の追加・変更したいボタン(右・左ボタン以外)を押す。
- プルダウンメニューから割り当てる機能を選択する。
- この画面を閉じると割り当てた機能が使えるようになる。
です。

と、こんな感じで側面の二つのボタンに「前のページ(に戻る)」「次のページ(に進む)」設定を割り当てることができました。

もう一つ、ホイールをボタンとして押し込んだ時の動きも割り上げることができました。
ここではちょっと手の込んだ設定をしてみることに。プルダウンメニューに「キーの組み合わせを作成」があり、それを選ぶと特殊キー(Ctrl, Alt, 検索、ランチャー)ともう一つのキーの組み合わせの登録ができるんです。例えば、「Ctrl + c」にすればコピーができる訳ですね。
私は「Ctrl + スペース(キー)」を割り当てました。

ちゃんと設定されているのが分かります。

なぜこの組み合わせにしたかは下記の記事を読んでください。私はキーボードのキー設定もちょこちょこいじっていて自分好みにカスタマイズしています。そして「Ctrl + スペース(キー)」が日本語FEPのOn/Off(日本語入力と英語入力の切り替え)に割り当てているんです。それがこのマウスのボタンに割り当てたことで、マウスでも操作できるようになったのでした。
ちなみに、なぜか解像度切り替えボタンには機能割り当てはできませんでした。
シンプルなマウスの場合
ちなみに、いつも使っているのはこちらのマウス。Xiaomiのマウスです。アリババの通販サイトで購入したので型番も良くわからず。Bluetooth接続できて、薄型なのでモバイル用途にはピッタリです。

設定を開いてみると名前は「MiMouse」になっていますね。共通メニューはやはり全てのマウスで同じようです。当たり前か。

「マウスボタンをカスタマイズ」では唯一、ホイール押下に機能割り当てができました。なので、こちらも同様に「Ctrl + スペース」を割り当て。

感想

Chrome OSも知らないうちに進歩していて驚きます。新機能はチェックしているつもりだったのですが、マウスは普通に繋がっていて気にすることがなかったので見落としていました。
みなさんも是非、試してみてください。作業効率がきっと上がるでしょう。
上記の通り、これまではシンプルなマウスを使っていたのですが、こんな風にカスタマイズできるならば多ボタンマウスに切り替えようかなと考え始めました。プログラマブルマウス、どこかで試す機会があればいいのですが。