Gingko App は動きがユニークなアウトライン(?)エディタ

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Gingkoとは

ブログの記事を書く時、事前にテンプレートを作っておいて、文章構成のパターンに沿って書くことが多い。また、ちょっと長い文章や資料を書く時にはアウトラインプロセッサのWorkFlowyや、Mindmap描画ツールのFreeMindを使って全体構成を決めてから細部を詰めていく感じで進めてます。もう一つ、ちょっと似ているけどまた雰囲気の違うツールとして使っているのがGingko Appです。

このGingko Appですが、動きが面白いんです。「エディタで動きってどういうこと?」と思われるかも知れませんが、これがユニークなんです。言葉で説明するのが難しいので、動画を見てください。

Gingkoを触ってみた

アウトラインプロセッサというと、アウトラインを階層的に書いていって、その途中で折りたたんだり(下位の階層を閉じる)、広げたり(下位の階層を表示する)しながら全体構成をまとめていくというもの。このGingko Appも階層的に文章を書いていけるんですが、”折り畳み”ができません。その代わりに、上記の動画のように上位・下位のカードを行ったり来たりできるんです。アウトラインと共に、その中身もある程度書いていくスタイルに適していますね。

さらに、各カードはマークダウン形式で書き込めるので、その中だけで構造を持った文章を書けます。使い方としては、各カードに表題を”#”で書いて、中身はリスト”*”で書いていく感じでしょうか。

稼働環境としては見ての通り、Chromeブラウザで動くので、Chromebookで使えます(OfflineでもOK)。あと、Windows, Linux, Macでも大丈夫。なお、Windows, Linux, Macにはデスクトップ版(有料)も用意されています。

価格ですが、最初はフリーで使い始められます。いや、制限はあるものの、フリーで使い続けられます。制限としては、

  • 月に100カードまで”追加”可能(トータル量は不問)
  • 全部で10のドキュメントまで

となっています。使える機能に制限はありません。
ガッツリ使う人向けには、サブスクリプションライセンスとして$12/monthで上記の制限がなくなります。また、月額はPWYW(Pay What You Want)ということで、$2 – $21の間で決めて良いとのこと。なかなか面白いですね。
ちなみに私は、ブラウザー版はフリー価格のままで使ってます。別に、Windowsデスクトップ版を購入しちゃいましたが。

ぶんじん
ぶんじん

ちなみに、”Gingko”って英単語です。意味は「イチョウ」。秋になると黄葉するあの樹木です。

ブログやサイトの設計に使ってみよう

そんなGingko Appですが、どんなものを書くのに向いているのでしょうか。作者によると「論文」やGTD的な「プロジェクト計画」、「書籍」「脚本」などがExamplesとして紹介されています。

私は、例えばこのサイトを作る時に使いました。タイトルはどうしようか、中身の構成や個々のパートでは何を書こうか、想定する読者はどんな人たちか、等などをパラパラ書き込んでいって考えをまとめた感じ。特に、「個々のパート」で書くことをツラツラと書き込んでおくのにはアウトラインプロセッサよりも良かったかも。もちろんWorkFlowyでも同様のことができるんですが、こちらの方が見ての通り“全体を概観する”のに向いてます。あと、実際にWordPressでサイトのページを作る時にも各カードの中身をそのままコピーして、それをアウトラインに書き進めることができたので、それも良かったかな。

サイト作成に使った例

それぞれのツールには良い点も悪い点もあるでしょう。そして、何よりも自分に向いているかどうかも重要。そしてそして、自分のために使うのだから何も一つに固執することもない。色々使ってみて、よりよいものを選んだり、書くものに応じて使い分けてみたりすれば良いと思います。で、そのうちの一つとしてこのGingko Appはおすすめです。

あと、もし仕事で使うならば、「人にアウトラインを説明する」のにも向いてます。大項目・中項目・小項目を行ったり来たりして見せたり、その場で加筆修正したり。Mindomapツールをブレーンストーミングに使うことが多いかと思いますが、そんな使い方もいいかも知れません。

ちょっと便利なツールを使って、ブログライフを楽しんでくださいな。

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