前回のおさらい
HP Chromebook x360 c13を試用する機会を得ましたので、触ってみた感想をレポートします。
今回は二回目。前回の記事は下記の通りです。
今回はオフィス系ツールやネットミーティングのアプリをいじってみました。
オフィスツールを使ってみた
Chromebookでもオフィス系のツールが使えます。ワープロや表計算、そしてプレゼンテーション系と、“普通”に作成・編集できます。仕事で使うにも不自由はほとんどないでしょう。
そしてこのHP Chromebook x360 c13はハイスペックだけあって、どれもサクサクと動きました。これなら仕事にも遊びにも、そしてブログ作成にも気持ちよく使えるでしょう。
Googleのオフィスツール
Chromebook・Chrome OSはGoogleが開発したものですから、当然ながらGoogleの提供するツールは問題なく使えます。
まずはGoogleドライブを開いてここから始めるのが分かり易いでしょう。左側のコマンドの中で「+新規」からGoogleスプレッドシート(表計算)、Googleドキュメント(ワープロ)、Googleスライド(PowerPointのようなツール)などを作成できます。ファイルは基本的にはGoogleドライブ上に保存されますが、パソコンのローカルディスク上のファイルも読み書き可能です。
もちろん、既存ファイルを開いてもOK。
Googleスプレッドシートを開いてみました。グラフ作成もサクサク。このファイル、MS-Excelで作ったものを読み込んでいるのですが、この程度のものであれば互換性は完璧です。
こちらはGoogleドキュメントの例。こちらもMS-Wordで作ったファイルを読み込んでいます。タイトルやリストなどもきちんと変換されています。図表の取り込みもOK。
そしてGoogleスライド。PowerPointのファイルを読み込んで、そこから編集ができます。ただ、PowerPointのSmartArt機能に相当する機能はないので、SmartArtで作ったものは個別要素(図形)に分解されてしまいます。もちろん、そこから再編集可能ですが、もう一度PowerPoint形式でファイルをエクスポートしてもSmartArtの状態にはなっていません。
完全互換という訳ではないですが、Microsoft Officeの各ツールとほぼ同じようなことがGoogleのサービスでもできてしまいます。なにせ無料で使えますからね。
ついでにもう一つのツールを紹介。メモ用アプリのGoogle Keepです。
Chromebookではシェルフに便利ツールを呼び出す機能があります。タブレットモードにした時はもちろん、通常でもタッチペンを使って操作をする時に便利に使えます。そこではメモ帳アプリを指定できます。自分で好みのアプリを指定できますが、デフォルトではGoogle Keepとなっています。
Google Keepは、メモ帳として通常の文字入力することはもちろん、手書きも可能ですし、イメージデータを貼り付けておくこともできます。
Microsoft365
Microsoft OfficeもWebサービスとして提供されているので、こちらもChromebookで使えます。
私の場合は個人的にMicrosoft365のサブスクリプション契約をしているので、無料バージョンよりもできることは増えてます。でも、無料版でも基本的なことはできますよ。
こちらはOfficeのホーム画面。左側にお馴染みのアイコンが並んでいて、ここから各ツールを起動できます。そして、対称となるファイル群もこのように一覧で出てきます。ファイルはOneDrive上に保存されます。
MS-Excelです。見た目はほぼデスクトップ版と同じです。
MS-Wordもこの通り、普通に使えます。
MS-Wordの画面で右上に「100%」と出ているのは、Chromeブラウザの拡張機能である、Microsoft社提供のスペル&文法チェッカーです。Chromeウェッブストアからインストールできます。変な日本語を書くと指摘してくれるので意外と便利ですよ。「ら抜き言葉」なんかも注意してくれます。
そしてMS-PowerPoint。見ての通り、私の好きなSmartArtも使えます。ほぼデスクトップ版と同じでしょう。
ネットミーティングももちろんOK
ネットミーティングもできますよ。
ただ、バーチャル背景を使えないという問題があるのですが、それを除けば普通に使えます。ハイスペックな機種なので安定感もあり、大事な会議でも“失敗”することは少ないでしょう。
こちらはZoom。
MS Teams。
そしてGoogle Meet。
オマケで紹介。Googleが提供するネット経由でホワイトボードを“共有”し、同時に書き込みができるツールの“Jamboard”です。PostIt(のような)付箋を貼り付ける機能もあるし、手書きももちろんOKですし、イメージファイルも貼り付けられます。オンラインで「ブレーンストーミング」をすることもできますよ。
ハイスペックな機種なので、Office系ツールもサクサク動き、仕事もブログ書きもスムースに行えます。HP Chromebook x360 c13は、メインのノートパソコンとしておすすめできる機種でしょう。
ここから買えます
下記リンク先の公式オンラインショップで購入できます。上記のスペック紹介にある通り、グレードの異なるバリエーションが色々とあるので、自分にあったものをどうぞ。個人的には、CPUよりもメモリにお金を使った方が快適に使える気がします。
公式オンラインショップ:HP Chromebook x360 c13
あと、今、このページ「HPのChromebook、あなたならどっち?」で、x360 C13とx360 b14の比較を紹介しています。名前の通り、ディスプレイのサイズが違いますが、他にも色々と違っているので、ご参考までにどうぞ。
で、別売りのUSIアクティブペンですが、残念ながら売り切れ中のようです。同じUSI規格対応のペンならば問題なく使えるので、例えばエレコムから出ているやつなどを購入してください。