Chrome OSの新機能:文章読解サポート「要約」
以前、Chromebook Plusの新機能として「AIによる文章作成サポート機能」の紹介をしました。その記事がこちら。
今回は、Chrome OSの使い方に載っている新機能の「瞬時に要約して内容を理解」する、文章読解サポートの紹介です。

GeminiやChatGPTでも文章の要約をしてくれる訳ですが、それが右クリックすればすぐにできるというのが“ウリ”ですね。Chromebook PlusはAIに力を入れていますよ、という流れに沿った機能拡張です。AIを気軽に使えるようになり、なかなかいいんじゃないでしょうか。
要約機能を試す
使い方はとっても簡単です。上記の「Chromebookの使い方」に書いてある通りです。
このブログの記事(下記参照のこと)を題材に試してみました。
「要約」のさせ方
Webページの場合はとても簡単。そのページを開いた状態で右クリックするだけでメニューが出てきます。
また、要約させたい部分を選択してから右クリックでもOK。図を挟んでその先の文章を含めて選択しても大丈夫。ただ、図の中までは見てくれてはいない(OCRを働かせて、、、とまではしていない)ようです。
右クリックすると、いつものChromeブラウザのメニューが出てくるんですが、並んでChrome OSのメニューが横に別ウィンドウ「文章読解サポート」として現れます。ここから「要約」をクリックしてください。
2025/08/21時点ではまだ“試験運用版”のようですが、ちゃんと動いているように感じます。

すぐに別ウィンドウがたちががり、要約結果が表示されます。当たり前ですが要約ですから、短めの概要にまとめられています。

要約内容はこんな感じ。実際に対象となったページを見ていただければ分かりますが、要約の通りの内容です。

今回は対象が簡単な内容だったので、要約するまでもないかも知れません。これが学術論文だったり、法律関係の文章だったりしたらとっても助かるんじゃないでしょうか。
学術論文は著作権の問題がありそうなので、青空文庫にあるアインシュタインの「相対性理論」(石原純訳)で試してみました。それがこちら。さすがに数式部分は見てくれていないようですね。

生成AIらしく、質問も受け付けてくれます
オマケ機能なのか、元々のAIの機能を使っているだけなのか、ようやく対象に対して質問をすることもできます。上記の例で、キーボードの配列に関しての文章を要約してもらいましたが、
「英語配列と日本語配列は何が違いますか?」
と質問した結果がこちら。なるほど、シンプルながら的確に答えてくれました。要約を理解した上で、追加で部分的に詳しく知りたいという時には良い機能ですね。使えます、これ。
感想

ということで、Chromebookの新機能を紹介しました。気軽に使えるところが便利。いつもはGoogle Geminiを利用していますが、Web記事の内容をとりあえず知りたいって時にはこの機能を使うようになりました。
AI機能ってどうやって使ったらいいかわからない、とっつきにくいという話を聞きますが、こういうところから慣れ親しんだらいかがでしょうか。